どこに泊まる?大人女子のモロッコ個人旅行ホテル(リャド)選びと滞在時の注意点

モロッコ旅行の魅力リャドに宿泊モロッコ
モロッコ
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9泊9日のモロッコ個人旅行で2か所のホテルと4か所のリャド、砂漠テント1か所に宿泊。そのときの経験をもとに、モロッコ旅行の楽しみ、リャドに泊まるときの注意点のほか、ホテル予約の際や旅行中に知っておくと安心な情報をまとめました。2020年3月の情報です。

  1. モロッコ旅行の楽しみ、モロッコ版旅館リャドRiadの魅力
    1. リャドとダールの違いは噴水のある中庭!
  2. 備えあれば憂いなし、リャドのデメリット
  3. 夜遅くに到着するときは、ホテル泊が安心
  4. 旧市街のリャドに迷わずスムーズにチェックインするコツ
    1. マラケシュでは荷物運びの人が迎えに来てくれた
    2. 【実際のトラブル!】リャドのお迎えの人には行先を「聞く」!
  5. マップ付き!観光みどころ別宿泊施設選びのコツ
    1. マラケシュの宿はフナ広場近くが便利
    2. フェズ旧市街観光にはブー・ジュルドー門近くの宿が便利
    3. シャウエン観光にはシャウエン旧市街西側がバスターミナルに近い
    4. カサブランカの宿は、バス移動か鉄道移動かによるがカサ・ポール駅至近がいずれも便利
  6. 【参考】モロッコ旅行で実際に泊まったホテル・リャドの客室と朝食
    1. 【1泊目カサブランカ】シェラトン・カサブランカ・ホテル&タワーズSheraton Casablanca Hotel&Towers
    2. 【2泊目フェズ】リャド・サラRiad Sara
    3. 【3泊目シャウエン】リヤド・シェリファRiad Cherifa
    4. 【4・5泊目フェズ】フェズ・マリオット・ホテル・ジュナン・パレスFes Marriott Hotel Jnan Palace
    5. 【6泊目メルズーガ】ジャルダン・コトリ・ラグジュアリー・キャンプ Jardin Kotori Luxury Camp
    6. 【7泊目ダデス峡谷】ダール・ブルースDar Blues
    7. 【8・9泊目マラケシュ】リヤド・パレ・デ・プランセスRiad Palais Des Princesses

モロッコ旅行の楽しみ、モロッコ版旅館リャドRiadの魅力

  • 伝統的なモロッコならではの豪華なインテリアと雰囲気が堪能できる
  • 旧市街メディナなどモロッコ旅行の観光みどころに徒歩圏内の便利な立地
  • ホテルより割安感がある
  • ウェルカムミントティーや伝統的なお茶菓子を楽しめる
  • 朝食込みのところが多い
リャドではミントティーとモロッコ伝統菓子でウェルカム

リャドとダールの違いは噴水のある中庭!

モロッコの伝統的な宿泊施設にはリャドriadのほか、ダールdarもあります。いずれもモロッコの伝統邸宅を改装した宿泊施設なのですが、違いは、リャドには噴水のある中庭があるのに対し、ダールにはそれがないこと。

備えあれば憂いなし、リャドのデメリット

  • 24時以降はチェックインできないなど、チェックイン時間が限られていることが多い(交通遅延でチェックイン時間に間に合わず、宿泊できなかったという投稿あり)
  • 迷路のような旧市街メディナの狭い路地のわかりにくい場所にあり、表示もわかりにくいことが多い
  • エレベータはなく、階段が狭くて急なことが多い(荷物はスタッフが運んでくれる。階段がない(地上階の)部屋があるリャドもあるので、心配な場合は事前にリクエストする)
人ひとり通れる幅の階段。段差も高め。
  • 冷蔵庫や全身映る鏡、荷物置き場がないなど、施設はベーシックで機能性は低い
  • エアコンがなかったり、部屋が広くて暖房がききにくいなど、寒い場合もある
  • シャンプーなどアメニティはベーシック(ホテルも含め歯ブラシは必携!)
  • 鍵はオートロックでないことが多いので、施錠忘れ注意。施錠しにくいところもあった。
  • 使い捨てでないコンタクトレンズのときは、流れないよう排水口ネットがあると安心
  • 「音消し」でトイレの水を流すとタンクが貯まるまで長く待たなければならないことも

夜遅くに到着するときは、ホテル泊が安心

移動の関係でチェックインが夜遅くになるときは、伝統的な小規模経営のリャドやダールではなく、24時間レセプションが開いていてチェックインができるホテルが安心。計画では間に合う予定でも、交通機関が遅延になることもあります。

交通遅延のためチェックイン時間に間に合わず、予約していたリャドで宿泊拒否にあい、夜遅くに別の宿を探すはめになった、という口コミを読んだこともあります。

旧市街のリャドに迷わずスムーズにチェックインするコツ

観光に便利な旧市街メディナにあるため、リャドは狭い路地のわかりにくい場所にあることがほとんど。もちろん車で前まで行けません。そんなリャドに迷わずスムーズに到着するコツは以下の通りです。

  • 事前に到着時間の目安を伝えておく
  • タクシーで行く待ち合わせ場所とタクシー代目安を聞いておく
  • 待ち合わせ場所についたら電話をして迎えに来てもらう

乗り方のコツさえつかめば、タクシーはモロッコ旅行のお役立ちアイテム。詳しくはこちらをご覧ください。

マラケシュでは荷物運びの人が迎えに来てくれた

マラケシュでは、車で寄れる場所からリャドまで約600メートル。台車の人が迎えに来てくれました。こんな場合はもちろんチップを払います。

【実際のトラブル!】リャドのお迎えの人には行先を「聞く」!

モロッコ旅行3泊目のシャウエンに夜21時すぎ到着したときのこと。待ち合わせ場所で待つ時間短縮のニッポン的効率感覚で、駅から乗ったタクシーの中からリャドにお迎え要請の電話。

そのかいあって、待ち合わせ場所ではタクシーを降りてほどなく「ホテルのお迎え待ち?」と男性が声をかけてきました。てっきり電話したリャドのお迎えの人だと思い込み、「リャド●▲?」と宿泊リャドの名前を聞いて確かめると、即座に道案内をはじめた男性でしたが、リャドの前に着くと、道案内のチップを要求。

リャドのドアを鳴らし、中から出てきたリャドのスタッフにチップ要求された旨伝えると「リャドのスタッフではない」とのこと!リャドのスタッフも男性に引き下がるよう伝え、無事リャド到着。

マップ付き!観光みどころ別宿泊施設選びのコツ

マラケシュの宿はフナ広場近くが便利

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フェズ旧市街観光にはブー・ジュルドー門近くの宿が便利

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シャウエン観光にはシャウエン旧市街西側がバスターミナルに近い

シャウエン旧市街のなかでも、バブ・スーク門至近の宿なら、シャウエンのフォトスポットにも近く、朝早く人が少ない時間に迷わず行くことができます。

シャウエン旧市街とバスターミナルマップ
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カサブランカの宿は、バス移動か鉄道移動かによるがカサ・ポール駅至近がいずれも便利

カサ・ポール鉄道駅はカサブランカ国際空港からのアクセスもよいうえ、CTMバスターミナルへも徒歩10分。フェズなどモロッコ各地へ鉄道で行くときは、カサ・ポール駅近隣が便利です(空港からのアクセスも○)。

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【参考】モロッコ旅行で実際に泊まったホテル・リャドの客室と朝食

【1泊目カサブランカ】シェラトン・カサブランカ・ホテル&タワーズSheraton Casablanca Hotel&Towers

モロッコ旅行1泊目は、到着が深夜になったこともあり、リャドではなくホテルにしておいて本当によかったと思いました。普通に快適でしたが、値段の割に老朽化感は否めないかも。すぐ裏(徒歩2分)にCTMバスターミナルがあったのは便利でした。

【2泊目フェズ】リャド・サラRiad Sara

迷路の街フェズの旧市街メディナ観光の起点となるブー・ジュルドー門(ブルーゲート)まで徒歩7分、車乗り入れ可能なプラス・ド・バトゥアまで徒歩3分の便利な立地のリャド・サラ。すてきなインテリア、親切なスタッフ、事前に頼んでおけば追加料金で夕食も食べられるのに格安価格でコスパ◎。機能面はベーシックでした。

オレンジジュースは生絞り。野菜がないのがちょっと辛かった朝食

【3泊目シャウエン】リヤド・シェリファRiad Cherifa

バスターミナルから車で乗り付けられる場所をはじめ、シャウエンのフォトスポットにも至近の便利な立地。小さなプールもある共有スペースのインテリアが素敵。

生絞りオレンジジュース、目玉焼き、フルーツつきの朝食。ヨーグルトのようにみえるローズウォーター入り牛乳デザートのメハルビアmehalbiaは、せっけん?のような味わい

【4・5泊目フェズ】フェズ・マリオット・ホテル・ジュナン・パレスFes Marriott Hotel Jnan Palace

旧市街から4キロほど離れたフェズ新市街にあるホテル。モロッコっぽい洗練されたインテリアがすてきでした。

部屋のカードキーと電源カードが別々で、電源カードを部屋の鍵だと思って朝食に行き、ロックアウトしてしまいました(爆)。

【6泊目メルズーガ】ジャルダン・コトリ・ラグジュアリー・キャンプ Jardin Kotori Luxury Camp

満点の星空が楽しめる砂漠でもラグジュアリーテントなら水洗トイレつき、電気あり、WiFiありで快適に過ごすことができます。

モロッコ砂漠ツアーのラグジュアリーテント
朝食だけでなく夕食も充実していました

【7泊目ダデス峡谷】ダール・ブルースDar Blues

砂漠ツアー2泊目はダデス峡谷の自然あふれるなかにひっそりと建つ伝統ベルベル邸宅様式の宿。雰囲気がとてもよく、夕食も朝食もとてもおいしく満足です。

ダデス峡谷の宿ダール・ブルース
シンプルな客室
朝食はこのほかにたっぷりのフルーツプレートと生絞りオレンジジュース+卵料理と充実

【8・9泊目マラケシュ】リヤド・パレ・デ・プランセスRiad Palais Des Princesses

マラケシュのフナ広場から徒歩5分の便利なリャド、パレデ・プランセス。二棟に分かれていて、別棟のほうには小さな屋内プールが、同じ棟にはハマムがあり、マッサージ付きハマムを気軽に楽しむことができました。

ベッドなど部屋のあちこちに赤いバラの花びらがちらしてありロマンティック。バスローブは備え付け

マラケシュのリャド・パレ・デ・プランセスの朝食は、めずらしくビュッフェでした。写真のケーキのほかにも、各種パン、シリアル、ソーセージ、卵、温野菜、チーズ、ヨーグルト、フルーツがあり充実。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。快適・安心なモロッコ個人旅行を楽しまれますよう、心よりお祈りしています!

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