モロッコ個人旅行の際、カサブランカからフェズへモロッコ鉄道で移動。事前に知っていたら、さらに快適に旅行ができたのにと思ったことをまとめました。2020年2月末の記録です。
カサブランカ鉄道駅カサ・ヴォヤジャー駅新駅舎はお店充実で便利!
カサブランカ市内のホテルから、タクシーでカサブランカ鉄道駅カサ・ヴォヤジャーCasa Voyageurs駅へ着きました。趣のある駅舎に入ろうとすると、近くにいた人が「そっちじゃないよ!」

古い駅舎のすぐ左横にあったショッピングモールかと思った建物が新しいカサ・ヴォヤジャー駅舎でした!

カサブランカ鉄道駅カサ・ヴォヤジャー新駅舎は、施設も充実。おしゃれなパン屋さん、マクドナルド、スターバックス、携帯電話ショップなどが入っていて、わざわざ事前に食料を買いに行く必要はありませんでした(爆)。

チケット売り場ではカードも使える
取り急ぎチケット売り場に行って、チケットを買います。自動販売機もありましたが、それほど混んでいなかったので、安心な人のいる窓口を利用。
カサブランカからフェズへ一等車で片道一人165DH。カードで支払えました。

プラットフォーム番号は何度も確認しよう
窓口の愛想のいいお兄さんに何番ホームか教えてもらいましたが、6番と言われたのに、実際は7番でびっくり。あわててエスカレーターを乗り降りして、正しいプラットホームに移動しました(荷物が少なくて、時間に余裕があってよかった!)。プラットホームに降りる前に、近くにかかりの人がいるので、確認するのがおすすめです!

フェズ行き鉄道のプラットホーム番号Voieはまだ表示されていない
プラットホームへ行くのは10分前で大丈夫
プラットホームには、出発時刻15分前まで入ることはできないしくみ。しかも指定の車両番号がどのあたりに着くかは、 駅員さん 曰く「電車がついてみないとわからない」。なので、プラットホームに急ぐ必要はありません。

プラットホームには電光掲示板があるので、確認すると安心です。

指定車両の停車場所は電車が来るまでわからない
電車がプラットホームに入ってきてはじめて、どのあたりに指定車両が停まるかがわかるので、乗客の大移動が始まります。

最初いた場所で目にした車両は26番。購入した一等車の車両番号が11番だったので、そんなに歩くのかと焦りましたが、20番の次は11番で一安心。
1等車は座席もコンパ―メントも指定
1等車は一車両だけ。指定されたコンパートメントの指定席に座ります。

1等車のコンパートメントは快適。安全なようで眠る乗客多数
たまたま一緒になったコンパートメントは、カサブランカの大学の親日大学教授、英語ができる若い女性ともう一人の男性。おしゃべりをしたり、ロストラゲッジの手伝いをしてもらったりしながら、約4時間の鉄道の旅を快適に過ごすことができました。

モロッコは治安が悪い、とビビッていましたが、一等車に乗っていた同じコンパートメント内のモロッコ人の乗客たちは、普通に眠っていました。
カサブランカからフェズへ向かう4時間のあいだ、検札は2回。チケットは降りるまで保持しておきましょう。
スーツケースは中型までが安心
一般的なヨーロッパの鉄道のコンパートメントと似た仕様の客室。大型スーツケースは、コンパートメント内に1-2個なら入りますが、3つ目以降は通路に置くことになるかも。車内販売のときは、毎回動かさなければならない可能性あり。
乗務員さんに相談したら、もしかしたらほかに置き場を教えてくれるかもしれませんが、今回は必要なかったので、調べていません。
車内販売もあるモロッコ鉄道
車内販売もあり、1時間に1回くらい周ってきました。

フェズ駅到着、タクシーに乗るにはコツがいる
4時間の旅を経て、真っ暗ななか、フェズ駅に夜8時半無事到着。コンパートメントでずっと一緒だった大学教授のお兄さん曰く「声をかけてくるタクシーには絶対乗らないように!」。
多数声をかけてくるタクシー客引きを振り切り、駅舎を背にして 道路を向こう側にわたります。道路を走っているタクシーを「タクシー!」といいながら、停まってほしい場所を指さしながら停め、行先を告げ、値段交渉。2-3台やりすごしたあと、交渉成立。 大学教授にお礼を言って、 タクシーに乗り込み、旧市街に位置する宿(リャド)に教えてもらった待ち合わせ場所のプラス・ド・バトゥアPlace de Bathaへ向かいました。
フェズ駅から旧市街 プラス・ド・バトゥアPlace de Batha までは約3.5キロの距離。タクシー代は、事前に調べていた通り相場の15DHで、大学教授に感謝。

おわりに
思いのほかスムーズかつ快適に過ごすことのできたモロッコ鉄道の旅。4時間で2千円以下なので、眠ってしまっても大丈夫な雰囲気の1等車がおすすめだと思いました(もちろん注意はしてくださいね!)。モロッコ個人旅行はバスや車移動がメインになるので、貴重な鉄道移動、楽しかったです。
モロッコ到着後2日目(実質1日目)のまだ右も左もわからない状況。たまたまですが、同乗のモロッコ人客に、ホテルのコンシェルジュ並みにいろいろ教えてもらえ、本当に助かりました!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。皆さんの楽しく素敵で安心なモロッコ旅行のお役にたてればうれしいです。
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