2020年3月モロッコ個人旅行の砂漠ツアーで、ラグジュアリーテントに泊まったときの情報です。大人女子でもモロッコ旅行で砂漠キャンプに滞在できるかや、格安砂漠ツアーのテントと比べて差額分の価値があるかないか、などのご参考になればうれしいです。
筆者的には、新しくて快適、スタッフも親切、食事もおいしく、事前情報があまりなかったなか、エイヤで決めた初めての砂漠テント泊としては大満足。
ラグジュアリーテントに泊まる砂漠テントは、確かに現実離れした虚実で、本当の意味での砂漠テント体験ではない、という意見にもうなずけますが、軟弱大人女子的には、一択です。
ラグジュアリーテントとベーシック砂漠テントのおもな違いは施設と料理
ラグジュアリー砂漠テントは、ベーシック砂漠テントと以下の点がおもな違い。
- プライベートテントで水洗トイレと温水シャワーつき
- 夕食がコース料理
軟弱な大人女子には、一点目は不可欠、二点目はうれしいプラス。快適なラクダライドや砂漠の真ん中での快適なテント、親切でうざくないスタッフなど、総合的に考えると、割高感はまったくなく、妥当なお値段だと思いました。
Jardin Kotori Luxury Campジャルダン・コトリ・ラグジュアリーキャンプ
筆者が友人と二人で泊まったのは、メルズーガMerzouga周辺シェビ砂丘Erg ChebbiにあるJardin Kotori Luxury Campジャルダン・コトリ・ラグジュアリー・キャンプ。2019年11月にオープンしたばかりのラグジュアリーキャンプで、ひかりサファリさんが自前で経営される砂漠キャンプなため、砂漠ツアー全体としても質のわりにコスパがよいと感じました。
オーナーご夫妻はご不在で、モロッコ人スタッフさんがおもてなしをしてくださいますが、日本人奥様の配慮とトレーニングが行き届いた砂漠テントだと思いました。
Jardin Kotori Luxury Campへむかう予想外に快適なラクダライド
Jardin Kotori Luxury Campへは、ラクダライド30分、日没待ち休憩をはさんで、さらにラクダ30分の道のり。乗り心地の悪さは覚悟して行きましたが、予想外にびっくりするほど乗り心地がよく、快適なラクダライドを楽しみました。
翌朝も、迷わず四駆ではなく、ラクダオプションを選択。ラクダに1時間ゆられて砂漠ツアー2日目の旅を再開しました。
Jardin Kotori Luxury Campでは、必ずこのラクダたちが待ってくれているそうです。
Jardin Kotori Luxury Campにむかう途中のシェビ砂丘風景
Jardin Kotori Luxury Campへラクダに乗って往復する途中には、シェビ砂丘の風景が楽しめます。実は、これでもシェビ砂丘のほんのはしのほう。予想外に草が生えていて、期待していた大迫力の砂漠!というわけには行きませんでしたが、情報が少なく事前準備が不十分だったことを考えると、まあ満足。
それにしても17歳のラクダつかいの少年の絵になること。
快適で居心地のよいJardin Kotori Luxury Campの施設
広々快適お洒落な雰囲気の食事テント
20時、夜のとばりがおり、真っ暗で、少し心細くなってきたころ、Jardin Kotori Luxury Campに到着
広々と居心地のよい食事テントに到着。この日のゲストは我々二人だけの貸し切りでした。
まずはお決まりのミントティーでウェルカム
素朴なお茶菓子もおいしかったです。
今回は屋外のキャンプファイアーだったので利用されませんでしたが、楽器がそなえられた一角
雰囲気のよいインテリアで、居心地のよい空間です。
小さいお子さんがいらっしゃるオーナーさん。小さな子供連れでも安心です。
シンプルながら必要な施設がそろった快適な宿泊テント
ちょっとのんびりしたあと、食事テントから徒歩2-3分の宿泊テントへ。
宿泊したのはツインルーム。バスタオルをベッドスローに使っているのは、実用的なグッドアイデア。写真右手奥に洗面台を真ん中にして、左右にシャワーとトイレがあります。
洗面台。砂漠の真ん中で水があるだけで幸せ。ちょっと塩味がしたので、持参のペットボトルの水で歯磨きしました。
砂漠の真ん中で水洗トイレが使えるとは!使用後のトイレットペーパーは、流すのではなく、かごに捨ててくださいね!
砂漠は無風かつ3月初旬で汗もかかず、夜遅くの到着だったので、シャワーは使いませんでした。
ベッドそれぞれの脇に充電用コンセントも。
日本で買ったスマホもデジカメも変圧器なしで充電できました!今にして思えば、変圧器がなぜ不要だったのか、不思議。
筆者は利用しませんでしたが、衛星で受信するWiFiも利用できます。
女将の心づかいが光るJardin Kotori Luxury Campの食事
4コースのおいしいディナー
前菜のポタージュスープ。
ズッキーニとポテトのチーズのグラタン風。生野菜が心配な人でも、野菜がたっぷり食べられる心づかいがうれしい。
オトナ女子的には、量が多かったので、メインのチキンは一皿を二人でわけ、一皿は運転手さんに食べていただきました。
デザートのフルーツは、ボリューム感ありましたが、さっぱりしたフルーツたっぷりで、ペロリと完食。
モロッコ定番の朝食
日の出をたっぷりたのしんだあとは、朝食タイム。Jardin Kotor Luxury Campは砂漠のなかでもモロッコ定番の朝食が楽しめます。
モロッコ風クレープ「ムスンメン」とほんのり甘くケーキっぽいパン。
目玉焼きはトマトソース仕込みでアツアツおいしい!
二人だけのキャンプファイアーと星空、日の出
泊まった夜のゲストは、同行者と筆者の二人だけ。遠くから他所のキャンプの音楽が聞こえてくるのを耳にしながら、「やっぱり二人だけだし、伝統音楽の演奏はないよねー」と思っていましたが、キャンプファイアー、していただけました!
昔とったきねづかで飛び入り参加したドライバーさんと、Jardin Kotoriのスタッフ2人の合計3人、始めてのコラボとは思えない息がぴったりあった演奏。満点の星空。このうえない贅沢。
キャンプファイア-の薪が燃えさかっても、やっぱり寒い!と思っていると、湯たんぽをもってきてくれたスタッフさん!ポイント高すぎます。
3月初めは朝8時の日の出
3月初めの日の出は、おそめの朝8時。7時40分に呼びに来てくれるというスタッフさんを待ちきれず、日の出の風景を求めてテント周辺をうろうろ。
砂漠キャンプJardin Kotori Luxury Campの周囲には、放し飼いのホロホロ鳥多数。昨夜食べた「チキン」はもしやこのホロホロ鳥?と思いましたが、普通のチキンだったそう(笑)でちょっと残念。
開業から半年足らずの砂漠キャンプJardin Kotori Luxury Camp、周囲には植えたばかりの若い挿し木がたくさん。この植物たちが緑豊かな成木に育つ日が楽しみです。もっとすてきなキャンプになるんでしょうねー。
発電用太陽パネル。どのくらい発電できるのかは聞くのを忘れました。
Jardin Kotori Luxury Campはシェビ砂丘のはしっこ!
唯一残念だったのは、砂漠キャンプJardin Kotori Luxury Campの立地。新しくできた規制で砂漠の真ん中ではキャンプできなくなり、さらに新しくできたばかりのキャンプなので、よく考えれば、それほどいい立地を実現できないのは、しかたのないこと。
次回は、今回の経験を教訓に、もう少し違う立地の砂漠キャンプに泊まってみたいと思いました。ただ、現地ならではの知見と日本人的感覚を期待して、次回も今回お世話になったひかりサファリさんに手配をお願いしたいと思っています。
おわりに
はじめてのモロッコ砂漠キャンプ、ラグジュアリーキャンプを選んで満足しています。体力気力時間がたっぷりあるバックパッカーではない 大人女子でも、非日常の雄大な風景を楽しめる砂漠体験、おすすめです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。快適・安心なモロッコ個人旅行を楽しまれますよう、心よりお祈りしています!
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