【2020年3月】軟弱大人女子モロッコ個人旅行の通貨と注意点

モロッコのお金・通貨モロッコ
モロッコ
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2020年3月モロッコに個人旅行で行ったときの情報です。モロッコ個人旅行のお金関連で注意したほうがよいと思った点や、事前に知っていると安心だ思ったことを中心にまとめました。

モロッコ紙幣の表はすべて国王の同じデザイン。色が違うのでわかりやすい。

ユーロ硬貨とそっくり!?モロッコ硬貨

モロッコでは、チップやスークのお店などで、比較的普通にユーロを使うことができました。紙幣は色合いやデザインが違うので、比較的わかりやすいのですが、硬貨はわざと?と思うくらいユーロ硬貨と酷似。

右上モロッコ5ディルハム、左上2ユーロ、右下モロッコ10ディルハム、左下1ユーロ

よく見ればわかるのですが、夜暗いときや、疲れているとき、スークなどであわてているときなどは、紛らわしいと思いました。

ユーロ硬貨はあるだけ持っていこう

10ディルハムや20ディルハムなどの細かいお金がないと、チップ(10-20DH)やタクシー(5-20DH)、トイレ(2DH)など少額を支払う際、とても困ります。両替する場合には、細かいお金をまぜてもらうようお願いできますが、ATMでキャッシングすると、100DH札や200DH札しか出てきません。

トイレの入り口に置いてあった価格札。だいたい人がいて請求される

ユーロでも払えるところが多いので、1ユーロ硬貨(10DH相当)や2ユーロ硬貨などの小銭があればできるだけたくさん集めて持っていくと便利です。

細かいお金は隠して持とう(笑)

小銭を作りたくて、100DH札や200DH札で払いたくても、おつりを出したがらないお店も結構ありました。細かいお金を持っているのがわかると「細かいので払え」と言われるので、おつりが欲しいときは、小額紙幣や硬貨は隠しましょう。

フェズのスークで買い物をする少女

交換レートはカード決済が一番有利

初日にユーロから両替、カード決済、ATMからの引き出しのすべてを試したのち、銀行アプリで決済金額を確認。モロッコディルハムへの両替レートは、カード利用(筆者の場合はデビットカード)が一番有利だとわかったので、カードで払えるところは、できるだけカードで払うようにしました。

カードトラブルもまったくなし

スークなどでは現金で払いましたが、中級レベルのレストランでも普通にカードで支払い。筆者のデビットカードは、利用するとすぐにスマホに使用通知が来るため、安心でした。念のため、一日に1回程度、銀行アプリで使用履歴確認しましたが、まったくトラブルありませんでした。

ちなみにカードで支払ったところは、

  • カサブランカのハッサン2世モスク
  • バス会社CTMとカサブランカ鉄道駅の切符売り場
  • ホテルや中級以上のレストラン
  • ショッピングモールに入っているショップやスーパーマーケット(カルフール)

アメックスは使えない!

同行者は、アメリカンエキスプレスの使用を希望していましたが、大手ホテル以外ではほぼ全滅でした。

ユーロからのモロッコディルハムへの両替レートは空港と市内で3%程度の違い

できるだけクレジットカードやデビットカード、現金が足りないときはユーロ現金で支払ったので、2人で9泊9日(1日目は深夜到着)で、実際にモロッコ通貨現金が必要だったのは、2500ディルハム(約28000円)。

空港の両替所は交換レートが悪いと読んでいたので、50ユーロしか両替しませんでしたが、 両替レートは、空港1ユーロ=10.1DH、マラケシュ市内で10.4DH。仮に全行程で必要だった250ユーロ分を最初に空港で両替していたとしても、以下の通り。

到着日2月24日 3月4日
空港の両替所レート2525DH-
マラケシュ市内の両替所レート-2600DH
【参考】ウェブで調べた参考レート2625DH2650DH

【参考】ユーロ現金のまま使用レート2500ディルハム

マラケシュの宿(リャド)ですすめられたフナ広場近くのホテル・アリの両替所。交換レートはほかとあまり違いなし。すぐ近くの郵便局も、両替レート、手数料なしと条件は同じなのに、空いていたのでそちらのほうがよいかも?

一番レートの悪いユーロ現金利用と比較しても、100ディルハム(約1100円)しか変わりません。パーセント換算すると4%ですが、いかんせん、もとの金額が少額なので、手間や時間を考えると、それほど気にしなくてもよかったかな、と思いました。

ATMは手数料がかかる場合もある

事前に調べたところ、モロッコ通貨現金の入手には、両替よりATMでキャッシングがおすすめ、との情報多数だったので、ATM利用の方針で準備。

モロッコ旅行最初の到着地、カサブランカのホテルロビーには、ATMが設置してあったのでそこで降ろすことにしました。周囲に人も少なく、場所的にも安心かと思い、1回あたりの引き出し金額上限(と事前情報で書いてあった)2000ディルハム(約22000円)を引き出そうとしたところ、引き出し手数料が22ディルハム(約250円)かかるとの表示。

ホテルの人曰く「ATMはどこでも引き出し手数料がかかる。銀行ももうけなきゃ」とのことだったので、必要経費とわりきって、引き出しました。

ところが、モロッコ旅行最終日、マラケシュ、フナ広場に行列ができていたATMで降ろした時には、手数料なし!1500DHをおろしたところ、17,567円でした。

必要なタイミングかつ安心な場所で引き出しができ、しかも1回だけだったので「時間と安心をお金で買う」とわり切れますが、何度もATMでキャッシングしたり、時間に余裕があるなら、注意したほうがよいかもしれません。

おわりに

事前にいろいろ情報収集していたおかげで、モロッコ個人旅行のお金まわりでは、特にトラブルや困ったことはありませんでした。9泊9日のモロッコ個人旅行で感じたことは、以下のとおりです。

  • ユーロ硬貨はあるだけ持っていくが、モロッコ硬貨とまぎらわしいので注意する
  • カードで払えるところはカードで払うと両替レートが有利
  • 現金を大量に両替するのでなければ、空港でも両替所でもレートはそれほど気にしなくてよかった
  • ATMキャッシングは手数料がかかる場合がある

最後までお読みいただき、ありがとうございました。皆さんの楽しく素敵で安心なモロッコ旅行のお役にたてればうれしいです。

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