モロッコに行くなら砂漠ツアーは外せない、モロッコ旅行一番のハイライト、感動した!という口コミを多数目にして、安易な気持ちで行くことにしてしまったモロッコ砂漠ツアー。
ところが、調べ進めてみると、予想外の要注意事項がゴロゴロ出てきてびっくり!バックパッカーの若者ではない軟弱大人女子が、モロッコ砂漠ツアーに行くぞ!と決める前に知っておきたかったポイントと、実際に行ってみての感想、トラブル回避の方法をまとめてみました。
オトナ流、砂漠ツアー業者選びが安心満足のポイント
たまたま天気(風)に恵まれたこともあり、ざっくり結論からいうと、安心できる現地ツアー会社ひかりサファリさんが手配してくれる砂漠ツアーだったため、心配はまったく無用でした!
フェズ発マラケシュ着2泊3日、宿泊2泊と朝夕食込みで二人で約11万円(2020年3月の料金)。日本からのフライトだけで一人20万円以上かかることを考えると、一生に一回かもしれない体験をストレスフリーで買えるなら、安いものと割り切れるかも(ただし、このほかに チップ、 ランチ代、見学代、飲み物代が、だいたいどの催行会社のツアーでもかかります) 。
砂漠ツアーのテント泊の心配
砂漠のテントは野外で青空トイレ?
モロッコ砂漠ツアーの旅行記を読んでみると、テントにトイレがなく、夜など人目を避けてこっそり青空トイレ、という投稿多数。大学生のときは、ワンゲル部だった筆者ですが、この年齢でさすがに青空トイレはできれば避けたい。
格安ツアーのテント泊は青空トイレ!ですが、ラグジュアリーテントは、簡素ながらもプライベートテントで、水洗トイレ付き、シャワー付き。砂漠のなかでも快適に過ごすことができました。
仕切りは布地なので、音はつつぬけ。新婚旅行には、ちょっと辛いかも。
砂漠のテント泊は寒い?
寒い寒いとどの旅行記でも書かれている砂漠の夜。暖冬で日中は半袖の3月初めでも、やっぱり夜は寒かった!!!
食事テントには、屋外用暖房ありましたが、寝室テントには暖房なし。Jardin Kotoriラグジュアリーキャンプでは、湯たんぽを貸していただき、感動しました!
持参した使い捨てカイロ、ヒートテック上下、ハイネックセーターなど、全部着込んで寝ました。ほかのお客さんいなかったので、他の部屋の毛布も貸していただきましたが、結局重くて使いませんでした。
ハエ対策が必要?
ハエが多かったのでハエ対策が必要という投稿がありましたが、3月初旬ではまったく気になりませんでした。
スマホは充電できる?WiFiは?
筆者が宿泊したJardin Kotoriラグジュアリーキャンプでは、日本仕様のスマホやカメラが変圧器なしで充電でき、念のため持参したモバイルバッテリーは使いませんでした。
筆者は利用しませんでしたが、衛星で受信しているWiFiも利用できるそう!
砂漠の砂トラブルの心配
砂漠の砂でカメラやスマホが壊れる!?
砂漠の細かい砂でカメラが壊れる!という投稿をいくつか読み、ビーチ用のスマホケースを用意。最悪カメラは使わない覚悟で行きました。が、実際は、無風~弱風だったのでレンズが伸び縮みするコンデジでも、まったく大丈夫ありませんでした。
ただし、同行者がスマホのレンズに貼っていた防護シートは、砂とラクダの毛?でダメになってしまったので、スマホのレンズ用防護シートは予備をもっていったほうがよいかも。
ハードコンタクトは砂が痛くて着用できない?
ハードコンタクトレンズは砂が目に入って痛いだけでなく、目に傷がつくので、メガネを着用したほうがよい、という投稿があり、花粉症メガネや使い捨てソフトレンズにしようかといろいろ思案。
結局、 準備が間に合わなかったこともあり、やむなくいつも使っているメガネを、落下防止用にチェーンをつけて使用する予定でしたが、無風~弱風だったので、ハードレンズに普通のサングラス着用でまったく問題ありませんでした!
ところが、砂漠ツアー3日目のアイトベンハッドゥでは、強風。同行者はハードコンタクトが辛くて動けなくなってしまったほど。ご注意ください。
砂漠ツアーのラクダ関連トラブルの心配
ラクダはおしりが痛くて辛い?
ラクダはおしりが痛くなって辛い、筋肉痛になる、という口コミを事前に多数読みました。以前モンゴルでラクダに乗ったときも、短時間でしたが、お尻が痛くなった記憶があり、行きの1時間はがんばっても、帰りは車だろうなと思っていました。
ところがふたを開けてみれば、約1時間のライドも楽ちん、快適。調子にのって翌朝も1時間ラクダで戻るオプションを選択したほど。
帰国後この記事を書きながら、他の投稿写真を改めてみてみると、座席シートに厚みがあまりないような気が。ツアー業者さんの選択、大切です!
実は、行きは二人とも快適だったのですが、帰りは同行者は尾てい骨が痛くて、乗っているのが辛かったと、両方を体験!どうも、座る位置によって乗り心地が大きく異なるよう。座席シートの前方に座ると痛く、ハンドルからかばん一個ぶんくらいスペースをあけて、後ろの方に乗ると大丈夫なのかなと思いました。
ひかりサファリさんによると、個人の体幹やたどったルートにもよるとのこと。確かに筆者は、ここ半年ほど週2回ピラティス、週1回パワーヨガに通って、体幹鍛えられてきている感が。砂漠ツアーでラクダに快適に乗るためにも、体幹トレーニング大切です。
ラクダのダニがお尻にうつる?
同行者の友人の元CAさんが、ラクダのダニがお尻にうつった!と聞き、ラクダに乗る前にお尻に塗ろうと虫よけスプレーを準備。ロストラゲッジで虫よけスプレーがまさかの液漏れで実際には使えませんでしたが、結局なしでもまったく問題ありませんでした。
ただツアーによっては、気を付けた方がよいかもしれません。
砂漠ツアーの車(移動)の心配
エアコン付きの車 でも、エアコンは使わない?
クルマ選びでは、エアコン付きか事前確認する、という項目がありますが、エアコンあっても真夏の灼熱でも使ってもらえない、という口コミ多数(爆)。
覚悟はしていましたが、3月初めで最高気温が30度以下だったこともあり、エアコンはついていましたが、時速100キロくらいで走っていてもエアコンなし、窓開け対応でした(笑)。
車酔いする?
マラケシュ・アイトベンハッドゥ間のアトラス山脈越えは、クネクネ道で車酔いする、何度乗っても同じところで車酔いする、という投稿も多くあり、車酔いが心配な同行者は酔い止めの薬を持参。
運転が上手なドライバーさんだったこと、比較的新しいトヨタの四駆で快適だったこと、同行者は助手席に座ったことなどから、結局、酔い止め薬を飲まなくてもまったく問題ありませんでした。
ただしこれも、車の大きさや車種、性能、運転手さんによって違ってくると思いますので、信頼のおけるツアー催行会社の選択、やっぱり大事です!
ツアーによっては、荷物が機内持ち込みサイズ+手荷物だけ?
ほとんど見かけませんでしたが、一部ツアーでは荷物が機内持ち込みサイズ+手荷物が基本、というのがありました。「基本」という書き方なので、相談すると中型~大型スーツケースでも大丈夫かもしれません。
ツアーによっては、日の出に起こしてもらえない?
ツアーによっては、事前にお願いしておかなかったので起こしてもらえず、日の出を見損ねた、という投稿がありました。これについては、忘れずに前の夜にお願いしておけばどのツアーでも大丈夫ですね。
おわりに
実際に行く前は不安いっぱい、準備万端でのぞんだモロッコ砂漠ツアーでしたが、開けて見るとすべての条件にめぐまれ、ひょうしぬけするほど、快適安心に過ごすことができました。
格安ツアーや、個人でバスなどを駆使していく場合に比べて、確かに料金は倍以上かかりますが、時間と体力、バイタリティーあふれる若者でない軟弱大人女子、何度も行くわけではないので、ひかりサファリさんのラグジュアリーツアーにしてよかったと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。快適・安心なモロッコ個人旅行を楽しまれますよう、心よりお祈りしています!
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